ブラックシープ
わたしのおばと言えば、女性として極めて失敗の例で、この人にだけなりたくないぐらいの反面教材として、分かりやすいダメ女です。

昔、地元にある有名な劇団があって、の劇団に入れる人は将来有望で、皆の憧れでした。私の母はその劇団の副団長と知り合いなので、おばを副団長に紹介し、ダンスの実力を認められ、異例の中途入団になりました。

期待の新人として、おばの明るい将来は家族全員喜んでいましたが、舞い上がっておばは、練習ところか彼氏を作って、妊娠したために、結局その後すぐ劇団を辞めてしまいました。

結婚後はもっとひどいもので、旦那の浮気を疑い、毎日旦那の仕事を行き先を探ろうとして、旦那の話を信じずに、子供を自分の親にあつけて、仕事に出かける旦那を尾行することになりました。それがばれないわけがないから、旦那が家庭内ストーカ行為大して怒りの抑えきれずに、毎日が喧嘩でした。

それから、その生活は何年も続き、結局おばの旦那は「浮気してんじゃねぇの!?浮気してんじゃねぇの!?」って、まったく浮気をしていなかった旦那は、丸で洗脳されたように、次々と女を作って、浮気三昧の毎日でした。

家族はこれまでのいきさつは良く分かってるから、誰もおばの旦那責める気になりません。その一方で、おばが反省するところか、「ほら、ほら、やつは浮気すんだろう。あたしの見る眼が間違いないんだから」って得意気に自分が悪くないと言い張りました。

見てるだけで痛々しい女、それがわたしのおばです。今では、旦那と離婚し、劇団以来に職に就いたこともなく、わたしの母に買ってもらったマンショで1人暮らしをしています。生活費ももちろんわたしの母が出しています。

家族だからと、母はいつもおばを思って溜め息ばかりです。わたしとしては、あんまり同情できないですけどね。



img_2618.jpg

« - »

Copyright © 我が家の本当にあった家族の怖い話 All right reserved. Design: Baza Noclegowa.